脱毛の看板や広告を見かけると、気になる料金。でも、その仕組みは複雑で分かりにくいものです。初めて脱毛を考える方にとって、料金体系を理解するのは一苦労かもしれません。

この記事では、脱毛料金の基本的な仕組みを分かりやすく解説します。施術部位や範囲の選び方、施術回数の目安など、初心者の方が知っておくべき情報を網羅しています。また、知らなきゃ損する追加料金や、お得に脱毛できる割引についても触れていきます。

これから脱毛を始めようと考えている方はもちろん、すでに通い始めている方にとっても、料金の仕組みを理解することで、より賢い選択ができるようになるでしょう。ぜひ最後までお読みください。

脱毛料金の基本的な仕組み

脱毛料金の基本的な仕組みは、「施術部位」×「施術回数」です。

施術部位が多いセットプランほど1部位当たりの単価が安くなり、施術回数が多いほど1回当たりの単価が安くなる、という大原則があります。

つまり、部分脱毛でチマチマ契約するよりも一気に全身脱毛した方が、コスパは高くなります。

施術部位や範囲の選び方

脱毛の料金は、施術部位やその数によって違ってきます。

例えば、顔やVIOなどのデリケートゾーンは、他の部位と比べて単価が高くなる傾向があります。

そして、1部位単位より部分脱毛のセットプランの方が単価が安く、部分脱毛のセットプランより全身脱毛の方が単価が安くなります。

料金だけを考えるなら、最初から全身脱毛した方がお得なのは間違いありません。

とはいえ、いきなり大きな金額には抵抗があるのも事実。

そんな場合は、ワキ脱毛から始めるのがおすすめです。
キャンペーンなどの特別プランで、特に安くお得に始められるからです。

範囲を広げたくなった場合は、全身脱毛がおすすめです。

全身脱毛が終わっても、部分的に回数不足を感じる可能性があります。
その時は、部分脱毛のセットプランや1部位単位のプランを検討するといいでしょう。

施術回数の目安

施術回数は、脱毛料金の仕組みに関わる要因の1つです。

脱毛の施術は複数回が前提ですが、その理由は、1回の施術だけでは満足できる効果は決して得られないからです。

なぜなら体表に出ている毛にしか効果を発揮できませんし、体表に出ている毛は毛穴全体の20%ほどしかないためです。

効果が高い医療脱毛でも最低5回は必要で、効果が弱いエステ脱毛なら最低でも12回は受けないと満足できる脱毛効果は得られないでしょう。

必要な施術回数は部位によっても違いますし、医療脱毛かエステ脱毛かによっても変わってきます。

必要な施術回数の目安

部位 エステ脱毛 医療脱毛
ワキ 12回 5回
Vライン 12回 5回
IOライン 18回 8回
18回 8回
手足 12回 5回
ボディ 12回 5回

料金面では1回単位での契約よりも、5回コース等の回数制の方が1回あたりの費用を抑えられます。

追加料金と割引

脱毛サロンやクリニックによっては、施術以外の部分で追加料金がかかったり割引が利用できるケースがあります。

主な追加料金としては、「予約キャンセル料」や「シェービング代」などがあります。脱毛サロンやクリニックによって違うので、確認は必須です。

主な割引では、「学割」「ペア割」「乗り換え割」があります。
割引の種類も、脱毛サロンやクリニックによって違います。

脱毛の「月額〇〇円」とは?その仕組みを解説

脱毛の料金でもっとも分かりにくいのが、「月額〇〇円」という表記ではないでしょうか?

実はまったく違う内容にもかかわらず、同じように「月額〇〇円」と表記されている場合があるので注意が必要です。

まったく違う内容とは「月額制」と「分割払い」で、ここではその違いを詳しく分かりやすく解説しています。

月額制の仕組み

月額制自体最近はあまり見かけなくなりましたが、知っておくと混乱を避けられます。

月額制とはいわゆるサブスクで、毎月の定額料金で全身脱毛の施術を受けられるプランです。
大抵の場合、全身脱毛1回終了するのに1ヶ月に複数回通う必要があります。

月額制は、回数制と比較した場合の選択肢になります。
回数制は施術回数が決まっていますが、月額制は施術回数が決まっていません。

解約するまで自動更新となるため、支払総額は分かりません。したがって、ローンも組めません。
逆に言えば、ローンを組みたくない人には嬉しい選択肢となります。

ただし月額制にはデメリットが多いため、余程のことがない限りおすすめはしません。

分割払いの仕組み

脱毛で「月額〇〇円」と表記されていれば、ローンを組んでの分割払いだと思ってほぼ間違いありません。

分割払いの仕組みは、「脱毛サロンやクリニック」「契約者(あなた)」「信販会社」の三者からなります。

分割払いの仕組み

  • 「契約者(あなた)」と「脱毛サロンやクリニック」が脱毛の契約をする
  • 「信販会社」が「契約者(あなた)」に代わって「脱毛サロンやクリニック」に全額支払う
  • 「契約者(あなた)」は「信販会社」に毎月返済する

分割払いすると金利手数料がかかるため、一括払いと比較すると支払総額は多くなります。
ただし一度に多額のお金を用意する必要がないため、元手がない状況からでも脱毛を始められます。

脱毛料金の仕組みに関するよくある質問

ここでは、脱毛料金に関するよくある質問に回答しています。

分割払いは途中解約できる?

脱毛料金を分割払いしていても、脱毛契約の有効期限内であれば途中解約はできます。

未施術分の料金が、手数料を差し引いたうえで返金されます。

信販会社への支払いは継続するため、解約返金は残債一括返済に充てるのがおすすめです。
一括返済すれば、将来払うはずだった金利手数料を払う必要がなくなるからです。

分割払いと一括払いのどちらがおすすめ?

脱毛料金の支払い方法を大きく分けると、分割払いと一括払いがあります。
どちらがおすすめかと言えば、絶対に分割払いです。

最大の理由が、倒産解約返金リスクを回避できるからです。

万が一倒産した場合、一括払いでは1円も返金してもらえないのが現実です。
分割払いなら、「支払い停止の抗弁」によって高確率で支払いを停止できます。

月額制は審査ある?

月額制(サブスク)での脱毛を希望する場合、ローンと違って審査はありません。

脱毛料金の仕組みのまとめ

脱毛料金の仕組みを初心者向けに解説してきましたが、いかがだったでしょうか?

部位数が多いほど単価が安く、施術回数が多いほど単価が安くなります。
したがって、一番お得なプランは全身脱毛となります。

とはいえ全身脱毛は高額になるため、、支払い方法とあわせての検討をおすすめします。